アジアンタムブルー

大崎善生の「アジアンタムブルー」を読んだ。
簡単に言うと恋人を癌で失った男の話。時系列順に進んでいく話ではないので、失う話、ともいえる。
前に読んだ「パイロットフィッシュ」よりは僕は好きだ。あまりスマートな話じゃないし、ところどころ「どうよ?」と思う部分はあるけれど。
でもやっぱり人が死ぬ話はアンフェアな気がする。僕が個人的にそういうのに弱いということを、抜きにしても。「死」とか「誰かへの思い」とか、そういうキーワードには、ひとそれぞれ色々なものを勝手に投影してしまう気がする。
なので、小説としては嫌いな作品が多い。「世界の中心で・・・・」とかね。
一番好きなのは癌にかかっている女の子が恋人に言うセリフ。
「私が死んでも」ひとつだけお願いがあるといって、彼女は言う。「優しい人でいてね」
多分しばらくの間は、僕の頭の中にはこの言葉と、そこにある気持ちが居座りつづける気がする。

オリンピック

北京五輪もまだだけど、その次はすでにロンドンでの開催が決まったとのこと。
やはりフーリガンとか大騒ぎするのだろうか?
それはいいのだけど、野球とソフトボールはロンドンではなくなるらしい。それだけ野球やソフトボールというスポーツがマイナーということだけど、日本的にはメダルを狙える協議が減ってがっかりということになる。
個人的にはまったく野球やソフトボールを見ていても面白いと思えないので、どうでもいい。ただわりとプロ野球選手、特にOBの方々には嫌いな人が多いので、そういう人たちの顔を見る機会が減るのは喜ばしいことではある。

今日はサンシャインの水族館に行った。
昔行った時はもう少し大きかったようなきがしていたのだけど、なんだか小さく感じた。アザラシは愛想がよく、イルカはずっとこっちに背中を向けてボールで遊んでいた。水族館なのに何故かいる馬は綺麗な白い毛だった。でもおねがいだから、水族館でかえるを展示するのはやめてください。かなり瞬間的になえます。普段でも僕はかえるを見かけたらその道を一週間は避けるぐらいの用心深さで生きているのに。それなのに、普通にあんなデカイかえるを視界にさらすのは、軽犯罪法に触れないのだろうか?

電車男のドラマをみた。
2ちゃんねるってあんまりみないから知らないけど、あんなにレス早いんだ?
ただ絶対あんなに親切というか親身ではないだろう。と思う、勝手に。
しかし実際の電車男ってどうなんだろう?本当はそれほどものすごいオーラ出してるアキバ系でもないのかな?それともエルメスの方にその才能があったか。
たしかにオタの人の中には常に自分だけが正しいと思っている人とかもいるから酔っ払いとか痴漢に注意するくらいはしそう。
けどそれ系の人だったらどっかで嫌になる気もする。・・・・まあ本気でどうでもいいけど。

ビデオゲームバトンだとよ

http://d.hatena.ne.jp/glasses/20050701#p1から。
先輩を働かせる後輩。いつか眼鏡に指紋つけたる。
■1.Total volume of game files on my computer
(コンピュータに入ってるゲームファイルの容量)
PCのほうは大したことないと思う。GBAのエミュとダウンロードした軽いやつと貰い物のエロゲーくらい。でもナンダカンダで3Gくらいはいってるのかなあ。

■2.Game playing right now
(今進行中のテレビゲーム)
Drag on Dragoon2』。やりかけのゲームはたくさんあるけどやる気があるのはいまのところこれだけ。現在7章攻略中。マナがどこかに行ってしまい、男二人の旅になってしまった。

■3.The last video game I bought
(最後に買ったテレビゲーム)
同上。その前はなんだろう?決戦Ⅲだっけ?

■4.Five video games I play to a lot, or that mean a lot to me
(よくプレイする、または特別な思い入れのある5つのテレビゲーム)
1.「タクティクス オウガ」
まったく迷う余地無く選べてしまう。スーファミ版は本当に楽しいゲームでした。高いところから射程外の敵を射て行くのがね。頼むから続編出してくれ。オウガバトルの続編じゃなくて。
2.「マリーのアトリエ
アトリエシリーズは最新作以外一通りプレイしているけど、これは第一作。多分一番面白いのは「エリーのアトリエ」だと思うけど、インパクトはやはりこれで。実はPS買おうと思ったのはこのソフトのせいだったりする。
3.「消えたプリンセス」
ファミコンディスクシステムででてた箱庭マップが楽しいアドベンチャー。付録に富田靖子が出演しているカセットテープがついていた。イマジニアというメーカーからでていた。このメーカーのディスクは書きかえでの提供が無く、買うしかなかった。
4.「大航海時代
友人から買ったパワーブックに入っていた。多分2。結構ひたすら世界中を回ってマップを埋めていた気がする。
5.「ベルデセルバ戦記
クソゲーだけどね。PSを買ってわりとすぐ買ったソフト。クソゲーなりに飛空挺を乗り回すのがたのしかった。ただシナリオが貧弱なのと、ボリュームがまるで足りないのと、中途半端にアニメが入っているのと、地上パートがしょぼいせいでクソゲーになってしまった惜しいゲーム。ああ、惜しい。

■5.Five people to whom I'm passing the baton
(バトンを渡す5名)
うーん、ブロガーに知り合いは居ないので、却下。

以上。結構疲れた。

困ってた事

TVはまんまとオートで直りました。やっぱりな。新しいPCは冬のボーナスまでおあずけで。それまで頑張れWIN98SEのVAIO
この三日ばかり熱が出てずっと寝ていた。最初の一日は本当に体中が熱くて、どうにもできなかった。脳がとけるんじゃないかとおもった。
まだちょっと頭がぐらぐらするのは、脳が少し溶けて安定感が無くなったのかもしれない。それはそれで別に構わないけれど。
とにかくもうシーツも枕カバーも洗濯したし、明日からはまた会社に行かねばなるまい。

話は変わって、最近の「探偵ファイル」を読んでいると、爽快感のようなものを感じるとともに空寒い気分になる。少し前の痴漢関係の記事の頃からそうだったのだけど、「法的に正しくないかもしれないけれど、正しいと信じているからやる」という姿勢が濃厚になってきている。そのときは「知り合いの女性が痴漢にレイプされたから」というような理由が述べられていた。言うまでも無い事だけれど、この考え方は間違っている。少なくとも僕はそう思う。法律によって裁かれていない人を、個人的に膨大な集客力を誇るサイトが社会的に裁くという行為自体が許せるものではない。影響力を考えれば当然だと思う。
あのサイトによって多分救われる人(おそらくは弱者)が、居るのはわかる。でもすべてを救う事はできない。

と、書きつつ自分ならどうだろうと考えてみる。
助けたい人がいて、助ける力を持っているとしたら?
多分助けるだろう。人がなんと言おうが。でもきっとそれは相手と同じレベルに自分を貶めることなんだろうという気がする。そして結局はあまり幸せにはなれない気がする。
もちろんそうなってみないとわからないけどね。

困った事

TVが映らない。もう、まったく映らない。ゲームはできる。ビデオも見れる。が、全く電波を受信してくれない。砂嵐、というか黒い「ザー」とい画面のみがどのチャンネルでもでてくる。アンテナかチューナーだとは思うけれど、切り分ける方法がない。他のテレビを持ってくるか、屋内のアンテナを付けてみればいいのだけど、いずれもない。新しいTVを買ったらいいのか、大家に文句を言えばいいのか?今のところみたいTVもないので、しばらく様子を見てオートで直らなければ、新しいTVかさもなくばTV機能つきのPCを買う。決めた。ローンで買う。
ドラッグオンドラグーン2を買った。なかなか面白い。デフォルトだとカメラの角度が激しく見づらいけれど、慣れればその辺は随時修正してあげようという気になれる。小雪の中途半端な演技はともかく、相武紗季の狂いっぷりはわりといい。普通に喋っているときはちょっと変だけど。あと勝地涼が意外と渋い。演技はそこそこだけど、いい声だと思う。でも一番よかったのは我修院達也。大した役じゃないところが、またぴったりだと思う。
最近の疑問。大友愛はバレーしてるとそれなりに可愛いのに、試合が終わった途端わりとどうでもよくみえるのはなぜだろう?

存在と時間

ハイデガーとは関係ないのだけど。
生まれてからずいぶん時間が経った。なんだかたくさんのシーンを通り過ぎてきた気がする。当たり前だけれど、そんなシーンの全てはもう失われていて、記憶の中にしか残っていない。
多分今書いている小説と最近読んでいる相対性理論関係の本のせいなのだろうけれど「時間」とか「消失」という言葉が最近頭の中に居座っている。たくさんあった可能性の中で、わりといい感じのところを選んでやってきていると思うのだけど、それでもなくしたものをふと思い出すこともある。別に後悔とか懐かしいとかではなく、ただ何となく、そういうこともあったのだということに少し驚いたりする。あれは本当に僕だったんだなあ、と思う。こんなに地味に生きている僕ですら、そうなんだからもっと波乱万丈な人生を歩んでいる人は、大変なんだろうなと思う。
今のところ僕は大丈夫だけれど、大切なものをそういう時間の中に落としてしまうのは、なんだか計り知れないものがある。自分の時間が止まってしまうような気がする。
でもきっとそういうのもアリなのだろう。という気がする。別にいいじゃん。止まった時間の中に居たって、という気がする。すべての人間が未来にむかって進んでいかなくちゃいけないなんて理由はない。どんな手を使ってでも幸せなるべきなのだとしたら、きっとそういうのもアリだと思う。絶対に無くせないものを無くすのなら、時間を止めてしまえばいい。最近そういうのもいいなと思う。
多分飲みすぎているせいかもしれないけれど。

ウィスキーとK-1

新しいウィスキーに手を出してみた。
これまでいろいろと試して、気に入ってるのは「ジョニーウォーカー」や「シーバスリーガル」。とくれば、いい加減に自分はスコッチが好きだということに気付く。あまり人工的な香りとか、癖のないウィスキー。
ということで、今回は「ハイランドクイーン」に手を出してみた。ハイランドクィーンというのはメアリースチュアートのことらしい。・・・といっても、世界史を習ったことのない僕には誰の事やらさっぱりわからない。JOJOの奇妙な冒険でタルカスとブラフォートの主だった事くらいしか知らない。(しかしどうして僕はいろいろなマンガの、くだらない細部をいつまでも覚えているんだろう)
で、飲んでみたわけだけど、この「ハイランドクィーン」は僕にはかなりよかった。まず飲みやすい。癖がないわけじゃないんだけどちょうどいいアクセントくらいの癖。寿司の中のわさびのような癖?感覚的にはそういう感じ。そして値段も安い。正確には覚えてないけど、ジョニ赤よりまだ安かった気がする。しばらくこれでいってしまうかもしれない。
思うにビールよりもウィスキーが好きなのは、手っ取り早く酔えるから。ビールだと酔うまでにロング缶を二本とかあけなくてはならず、腹もはちきれそうになる。ウィスキーならロック1.5杯(かなりなみなみとつぐけどね)くらいで酔える。ただ食べ物にはビールの方が合う。それが難点。

今日はK-1.ジャパントーナメントに去年はベルナルドが乗り込んできて、あっさりと敗れ去ったわけだけど、今年はサップが登場する。しかし落ちぶれたトップファイターが日本にやってきて、グランプリへの切符を得ようとするのは、かなりカッコ悪いと思う。あげく負けてちゃあねえ・・・。うまく勝ちパターンにはめれればサップも勝てるだろうけど、さて、どうなるやら。あとはワンマッチにひさしぶりにセフォーもでるし。うーむ、今日はビールかなあ・・・。